ご挨拶

his_photo 株式会社 塩荘 代表取締役 刀根 荘兵衛

明治36年4月に鉄道御当局のご承認を賜り、敦賀駅において立売の弁当販売を開始して以来、本年まさに、100年の時を刻むことができました。

その間、戦争、火災、大雪等のいろんな試練を乗り越え、一日も休むことなく営業を継続し、御利用のお客様にお弁当を提供し続けることができましたことは、ひとえに、鉄道御当局の暖かい御指導はもとより、お客様に喜んでいただくため誠心誠意取り組んでいただきました歴代の従業員の皆様、お取引先の皆様の絶大な御努力、お力添えの賜物と心より敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

現在、我々はまさに20世紀の古い時代から新しい時代へ、産業革命に匹敵する時代の大きな転換期を迎え、政治や社会全体を含む大きな枠組み変換(パラダイムシフト)が進行している歴史的な変革期の直中におります。

そして、同時にこの新しい波は、今まで力のあった『組織』や『社会』より急速に力を失わせ、『個人』に力を与える時代へと導いております。売り方から買い方へ、作り方から使い方ヘパワーが移動し、生活の質から生き方へ、偏差値から個性化へと社会の価値観も変わって参りました。

このような大きな時代の変革期の今、真に『企業の企業価値観・未来価値』が問われる時代、『本物』かどうか試される時代となりました。我々は今日までの『塩荘』のすばらしい伝統を継承しつつ、これからの100年を『新しい食文化の創造とお客様の健康を提案し続ける独創的企業』を夢に掲げ、その実現のためにさらに努力して参りたいと思います。そして、一業に徹し、お客様第一主義を貫き.お弁当づくりを天職と考え、我々のお弁当を芸術品にまで高めることに全力で取り組むことを我々の『志』として貫いて参りたいと考えております。
仏教詩人坂村真民氏の『一つ』という詩にこのような一節がございます。
『他をもとめようとせず ただ一つを目ざし、それを深め 極めるのだ』我々は一歩一歩努力を重ねながら、我々の夢の実現に向けて努力精進して参りたいと思います。
平成9年5月、創業当時の初代刀根荘兵衛から数えて6代目の社長として、4代目刀根荘兵衛を襲名いたしましたが、まだまだ未熟者でございます。今後共、皆様の旧倍の御指導、ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げます。